『で……どこの病院?今すぐ行くから。』 俺が病院を教えると、鈴夏は行くから!とだけ言い、慌てて電話を切った。 かのん…俺は、かのんのおかげで色々変われたんだ。 俺は、かのんがボスだって良い…。 そんな優しいボスなら、一生ボスだって良いよ……。 ただ、今はかのんが俺の前からいなくなるのだけは、嫌なんだ…。 時間はどんどんとたっているのに、この時間だけは止まってしまったような…そんな気分だった。