手術…中……? 『か…かのんは大丈夫なんですか?』 『足が折れてて、出血も多かったみたいですよ…。あ!こちらでお待ちください。』 案内をしながら、看護師は言う。 かのん……。 俺は、たえきれずに鈴夏に連絡をした。 『もしもし……鈴夏…?』 『どうした?そんな暗い声して…。かのんと誕生日祝ってんじゃないの?』 『そ…それが……。』 『ん?嫌われちゃったの?かのん怒らせて帰られちゃったとか?』