『待って!!』


帰ろうとする俺に、さっきの人とは違う警察官が話しかけた。





『あ!近くの駐在の…!』





『俺、近かったから事故に気付いて、とんできたんだ。病院はきいておいたよ。この方は病院について行こうとしていたが、事情をきかなきゃいけないので残ってもらったんですが、連絡先がきけてないと言うことだったので。』


そう言って、運ばれた病院名をササッと紙に書くと、俺へと差し出した。





『行ってやりな。大切なんだろ?』