俺は鈴夏に言われたとおりに、来れない事情をかのんに説明し終えたところで、鈴夏から預かっていた誕プレを、持ってくるのを忘れていたことに気がつき、




『あ!つーか……その肝心なプレゼントを家に置きっぱで来ちゃって、持ってくんの忘れたわ↓ちょっと待っててくれる?』


俺はかのんに言って、見送るかのんを背に、家に誕プレを取りに戻った。







ここで待っていてもらうのが正しい判断だったのか、この時の俺には全くわからなかった。