『お姉ちゃん…？お姉ちゃん！』


さっきまで何が起きたのかを理解できずに座り込んでいた女の子が、やっと理解できたかのように叫びだした。







すると、その騒ぎに気付いたのか、女の子の母親が自分の子ではないかという風に慌てて走ってきた。





『茉莉(ﾏﾘ)！茉莉！』


お母さんは女の子、茉莉ちゃんを抱きしめると、




『い…いやぁ!!(泣)茉莉？お姉ちゃんは、ど…どうして？』





『お姉ちゃん…お姉ちゃんね、茉莉を助けてくれたの(泣)』