『あたしは、中学生の頃。龍騎と同じように一匹狼だったんだよ。小学生でも強かったから、若干は一匹狼よりだったけど(笑)あたしも龍騎みたいに、イジメられたりしてる人をほっとくことができなかった。いつも助けてて、もめ事に巻き込まれることも多くなって、いつの間にかイジメてた子が慕ってきて…そんな仲間しかいなくなってた。信用出来るって思える人なんて、中学生だったあたしには、いなかったんだ。』





『かのん…。』




鈴夏が呟いた。