「ん?何か言った?」

紬が小さな声で何か

言った…。

笑ってた涙を流しながら。

「ねぇ…叶恵ちゃんは?」

紬は嬉しそうな顔で

聞いてきた。

「叶恵ちゃんは…」

雅が辛そうな顔で言ったから

俺が途中で割って入った。

「叶恵ちゃんな…

昨日な紬が居なくなる少し前に

交通事故で亡くなったんだよ」

そう…紬が居なくなったのは

昨日の事だった。

叶恵ちゃんは交通事故で

亡くなったのも…昨日。

紬は学校の倉庫の中に居た。