「紬ちゃーん」

「紬ーーぃ」

少し遠い所から

雅くんと結の声がした。

「ここだよー」

あたしが叫ぶと

2人が走ってくる音がした。

「大丈夫かぁ?」

結があたしに手を

かしてくれて立つと

雅くんが

怖いことを言った。


「1人で怖かったよな?

ごめん…。」


「1人ぢゃないよ」

ってあたしが言うと

2人はえ?、って

言った。

「私と居た事は内緒」

聖先輩はあたしに

小さな声で耳打ちして

消えちゃった…。