「じゃぁ、そろそろ帰るな。」 夕方、奎太は帰って行った。 あの時計、気に入ってくれてたみたいだったしやっぱり麗美に相談して正解だったね。 今度麗美にお礼いわないと。 あと、おいしい物も奢らないと。 ♪〜♪〜♪ 麗美からだ。 〈もしもし?あや?〉 〈うん。奎太なら今帰ったよ?〉 〈あ、奎太はいいのよ。で?どうだった?〉 〈時計喜んでくれたよ。麗美ありがとね〉 〈やっぱりね!〉 それからも麗美との長電話は続いた。