【あや】


奎太の誕生日は喜んでもらえたみたいでよかった。



大成功だった!



そのために、放課後に会えなくなるのも我慢してバイトしたんだしね。



苦手なケーキもあたしのために食べてくれた。



奎太、大好きだよ。



その日は、そう心の中で呟きながら眠った。