「うん、うまい」



「ホント?甘すぎない?」



あやが心配そうな顔で俺の顔を覗き込む。



「全然。ちょうどいいくらい。」



「よかった〜!あっ、プレゼントあるの。」



そう言ってきれいにラッピングされた箱を渡された。



「開けていい?」



「うんっ!」



その箱から出てきたのは俺の欲しかった時計。



「欲しかったんだよこれ!ありがとうな」



「えへへ。何が欲しかったか全然わかんなくて麗美に教えてもらったの」



もしかして、



「そのためにバイト?」


「うん!



だからバイトしてたのか。



「じゃあ、ケーキも食べたし、寝る?あたしのベッド小さいんだけど」



「そうだな」



あやの部屋に移動した。