いつの間にか他の奴らはいなくなっていた。



「他の奴らは?」


「なんかね、体育館で演劇部の劇とバンドをするんだって。」


「ふーん…。ってか、気持ち悪い」


「あっ、あのベンチに座ろうよ」



そういうからベンチに移動した。



「はい。水だよ。飲める?」


「サンキュ…」



渡された水を飲んだらちょっと直った気がした。