「かわいいじゃん」


「あっ、ありがと…」



顔が赤くなったのが自分でもわかった。



「じゃぁ、コーヒーで」


「かしこまりました」



奥にいる人からコーヒーを受け取るとすぐに奎太のところに持って行った。



「コーヒーです。ご注文は以上で宜しいですか?」


「うん、ありがとう。俺、ここで待ってるから。」


「わかった。もうすぐ終わると思うから」



奥に戻ったあたしになづが話しかけてきた。



「ちょっと、奎太くん来てるじゃん」


「うん。神田くんは来ないの?」


「来ないの〜。でも、陸の文化祭には行くの!」



「相変わらず2人は仲いいね!」


「まあね〜」



なづはそう言って注文を取りにいった。



なづ、そんなこと言ってるけど顔は笑ってるよ?