夜中の11時。

こんな時間に街中を歩いていて
先生に怒られないわけがない




『何って、夜遊び?』



私は先生の反応がみたくて
つい調子に乗る。




けどそれはただの自己満足。




『女の子がこんな夜に危ないだろ…、はやく帰りなさい』



『帰る家なんてない』



先生が心配してくれてるのが嬉しくて
ほんとは笑っちゃいそうだった。



『今日は見逃してやるから
バカみたいな事を言ってないで
ちゃんと帰るんだぞ』



そう言って先生は私からだんだん離れてく。