「はぁー。」
ため息をつきながら、弁当を開ける。
彩りみごとなお弁当二個。
すごく美味しそうなのになぁ。
食べ始めようとしたら、非常階段を駆け上がる音が聞こえた。
どんどん音は近づく。
ここに来るかと思った音は急に止まった。
どうやら、すぐ下の階で止まったようだ。
「はぁ、はぁ、くっ、うっ…。」
えっ、うそだろ。
駆け上がったせいか、息切れしているが、これは間違いなく女の人の泣き声。
声をおしころしながら泣いている。
僕、ピンチです。
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