何時間もバスや電車に揺られたあたしは疲れきっていた

「ん~ ねむ・・・」

あたしはとある公園で眠ってしまった

「・・・・と!・・ち・・・と!!ちょっと!!!」

「・・・ん~~~」

誰かの声で目が覚めた。

「ん・・誰え?」

「あなたこそ誰よ!こんなとこでこんな時間に・・・」
「・・・・・・」

あたしは黙りこんだ。

「・・・家は?送ってくわ。」

「・・・ぃ」

「え?」

「ない・・・。家東京・・・」

あたしは今にも消えそうな声で行った。

あたしの前にいるお姉さんは驚いてる様子。

「そ そう・・・
じゃあ、うちに来なさい。」

「え・・・」

お姉さんは予想もつかないようなことを言い
ニッコリと微笑んだ。

「あたし如月美樹。よろしくね♪」

「あ あたしは、田中唯那で・・す。」

あたしは戸惑いながらも軽く自己紹介をした。

「唯那ちゃんか、可愛い名前じゃん♪」

「あ ありがとうございます。」

美樹さんは車のドアを開けると

「ほら!乗って乗って。」

30分くらい車に揺られて

美樹さんの家に着いた。