毎日毎日。 ひたすら勉強。 仄の事を気にする暇を作らないように。 仄は、俺と帰らなくなってから冬麻と帰るようになった。 嫌でも2人の噂は聞くようになった。 喧嘩した。 仄が泣いた。 仲直りした。 別れた。 たくさんの噂を聞いたけど、とりあえず、順調な事はわかる。 だって、仄は毎日嬉しそうに、楽しそうに家へ帰って行くから。 それを俺は毎日自分の部屋から見届ける。