その日、俺は1人で帰った。


仄は冬麻と帰れるらしい。

なんだか、仄や冬麻にむかついてる自分がいる。

そして、その自分自身にむかついている。


このまま過ごしてたら、2人を嫌いになりそうだった。


「ただいま」


「おかえりー!結城、私立のどうするのー?」


私立………!!


「……俺行く!私立行かせて!」


仄たちと離れる事を自分で決めた。