「ただいまぁ」 「結城おかえりー!」 家に帰るといつもの様に母さんがキッチンから出てきた。 「母さん!あのさ…塾の先生に中学進学進められたんだ。サッカーが強いらしい。」 きっと私立は高いから、あまり行きたいとは言えなかった。 それに、まだ決められない。