でも、冗談でもやっぱキツイ。 思わず出そうになった涙を隠すために、俺は仄の前から立ち去った。 「じゃあ、言ってくるな!」 教室に言って、冬麻に伝言を伝えた。 「ほんと?!仄ちゃんが?!」 「あぁ、だからちゃんと言って来いよ!」 「ありがとな結城!やっぱいい奴だな」 心が痛んだ。