結城はよく仄の相談に乗っていた。 実を言うと冬麻も仄が好きなのだ。 その事を結城は知っている。 でも、それを仄や冬麻には言わない。 言いたくなかった。 「はーい、授業始めるわよー!着席してください!」 担任の一言で仄と結城は席についた。