ぶつかった後、私は床にお尻を思いっきり打って倒れていた。
「いっった〜い」
それに、足を開いた状態だったのでパンツが丸見えだった。
なので、急いで閉じたんだけど
周りの野次馬には完璧に見られてしまった。
―最悪っ
「大丈夫ですか?下川さん」
私がぶつかった相手は、手を差し出してくれたんだけど
そこら変にいた人に、パンツを見られたせいで
私はさらにムカついていたので、その手を軽くはねのけ
「大丈夫なわけないでしょ」
と私は少し怒鳴り気味なんだけど、落ち込み気味に言いいながら
自分の力で立ち上がり、スカートを叩いて汚れを落とした。
そしてどんなやつなのかと顔を上げて相手の顔を見ると、うちのクラスの目立たないグループにいる
―え〜っと、名前はなんだっけ?