「うん、今日は平気だよ〜守(マモル)くんは塾だから」





「じゃあ、それで決まり…
って、また彼氏自慢か亜美ぃ〜」





すると、美嘉は亜美を睨んだ。




まぁ、ふざけているのは二人を見ればすぐに分かる





そして、なにかの合図があったのか二人は追いかけっこを始めた。





「待て〜亜美〜」





「いやだよ〜」





二人は私を置いて勢いよくテンション高く階段を登り終え、そのあとの角を曲がって見えなくなった。





置いていかれた私は、二人を追い掛けようと階段を同じように勢いよく登り




その勢いのまま、クラスに行くために角を曲がると





私は勢いよく何かにぶつかった。





ドンッ…





ーえっ





って、私が勢いよく曲がったのが悪かったのかもしれないけど…





そんなところに、ぼーっとつっ立ってるのも危ないでしょっ





って、私はなんかすごくムカついていた。