「どうですか?」
目の前には、今までとは全然違う大河内が立っていた。
「うん、かなりいいんじゃない?
あとは、服とメガネとコンタクトだね」
私の予想通りに今どきの髪型が、大河内に似合っていたので、美容師さんナイスなんて思っていた。
「じゃあ、はい。メモ書いて置いたから」
「ありがとうございます。篠崎さん」
「どういたしまして」
篠崎さんはまた笑顔だった。そして、今度はなぜか大河内の耳元で何か囁いていた。
大河内の顔色が少し赤く染まる
なんだろってすごく気になった。
でもうるさい女だと篠崎さんに思われたくなかったので、無視したんだけど
―でも、気になる〜