美容師さんは麦茶をテーブルに、優しく置いてくれたので
「ありがとうございます。
まっさか〜、違いますよ〜一応クラスメイトなんですよね」
私はお礼を言ったあと、笑いながらお洒落な椅子に座った。
「へ〜じゃあ、なんで二人でここに来たの?」
美容師さんはトレイを両手で持ちながら、私に笑顔でまた質問してきた。
「色々あるんですよね。私が言っちゃったんですよ〜…
かっこよくしてやるって」
私がそう言うと美容師さんは、すごく笑っていた。
―そりゃ私もそれ聞いたら笑うだろうけど…
「じゃあさ、ここら辺に来たってことは服とかも買うの?」
「はい、一応そのつもりなんですけど」
私はそれを聞かれて、なんで聞くんだろって不思議に思っていた。