私の通っている学校は一応進学校で、共学だ。
でも、頭いいのは上位に入る人たちだけで他の子は普通って感じ
化粧の派手な子もいれば、地味な子もいて
ちょっと悪そうな子もいれば、オタク的な子もいる
本当に普通の高校です。
私は派手目のグループだなと、美嘉と亜美を見て思う
まぁ、うちらは基本うるさいからね…
「ねぇ、この話はこのくらいにして今日は帰りドコ行く?」
私は亜美と美嘉が話しているのを、その言葉で無理矢理止めた。
そのまま話を続けていれば、美嘉の別れ話になりそうで
美嘉も落ち込むし、話が暗い方向にいくのが嫌だったから
「もち、カラオケでしょ?亜美は平気?」
巻き髪をいじりながら美嘉は元気よくそう言うと、亜美に尋ねた。
私たちは階段の手すりや壁に寄りかかって、話をしていた。
亜美はトコトコと階段を登りながら、答えた。