「大河内くんがどんな髪型すればいいか悩んでるんだけど、どうする?」
なんだろうと行くとそう言うことかってわかった。
てか、それよりも美容師さんが悩ましそうにしてるその姿もまたかなりカッコいいー
けど、私は魅とれている訳にはいかなかった
だって、大河内に『かっこよくしてやる』と言い放っていたから
なので、私もなぜか腕を組み真剣に考えた。
美容院の中は、綺麗なBGMが流れている
大河内は興味なさげにボーッと、髪型を決めるためにファッション雑誌を眺めていた。
美容師さんたちが髪をリズムよくカットする音も少し聞こえる
「うん、じゃあ〜美容師さん
最近流行ってる感じって言うか、むしろお任せで」
私は考えても考えても答えがでなかったので、諦めて人任せにしてしまった。
―でも、プロに頼むんだからまず失敗はないでしょ?
「大河内もそれでいいでしょ?」
私は雑誌を読む大河内に聞いた。