「うん、これでいっか
てか、限界だねこの服の中じゃ」
私は目の前に立っている大河内を、下から上に目線を写した。
「なら、行きまます?
見繕い、ありがとうございました。」
すると、大河内は部屋が散らかったまま部屋を出ようとしたので
「ねぇ、大河内。片付けなくていいの?」
私は出て行こうとする大河内を引き止め、散らかっている部屋を指さした。
「あっ帰ってきたら、自分でやるから平気ですよ。下川さんは、気にしないで下さい」
「ふ〜ん…
それじゃあ、行こっか」
「そうですね」
私は少し悪いなと思っていたんだけど、大河内がそう言うので
大河内の後を追って、私たちは家をあとにした。