「ふ〜ん、海外ね〜」





大河内はいたって普通って感じで答えたので、私も適当に答えたんだけど





―ん?海外?





よくよく考えてみると、すごいことだと気づいた私は





「え〜!!海外って、すごすぎじゃんっ」






私は知らぬ間に座っていた椅子から立ち上がっていて、かなり驚いていた。





「そうですよね。確かに、あの人は天才だから…
あっ、服出し終わりました。」





大河内はそう言うと、クローゼットを閉めて私の方に振り返った。





―海外かーやっぱり大河内の家は金持ちだったんだな、うん





私は独り心の中で、納得したあと





「じゃあ、選ぼっか」





そして、私はその中から大河内に会うであろう服を探すが




そこまで、似合う服がなかった。





―てか、ダサいのしかないし〜