私はその部屋の前に着いて、中をそっと見ると
太陽の光がよく入るのか、オレンジ色の部屋だった。
そして、誰かがピアノの向こう側で弾いているのがわかる。
でもはっきりとは太陽の光が眩しく、邪魔をしてよく見えない。
―夕方の太陽ってこんなに眩しかったっけ
と疑問に思いつつも、私が目を少し細めて見ると
肩幅からピアノを弾いているのは、男の人だろうと私は推測した。
それに、目が太陽の光に少しだけ慣れてきたのか
その弾いている姿が見え始め、すごく華麗でかっこよく見えた。
彼氏がいるのに、ピアノを弾いている人に心が一瞬動くくらい
その人が、かっこよく見えた。
それに、曲が良すぎたから余計にね