「美嘉その通り、今日の約束はパスってことになっちゃうんだよねーでも、緒方君が何か奢ってくれるって」
私はテンション低く後半は高く言って、茶色い封筒を美嘉から受け取ると
「マジで〜?」
って予想通り反応が、二人から返ってきた。
「でも、やっぱり夏は抜け目ないな」
私はカバンに封筒を入れ
「でしょー
でも、マジで最悪だし
それじゃあ、暗くならない内に行きたいからさ、また月曜に」
と私が教室を出るようとすると
「待ってよ〜夏っ、校門まで一緒に行こうよ」
と亜美が言うので、私は立ち止まり二人を待って
そして、三人で騒ぎながら学校を後にした。
―あ〜なんで私、こんなこと引き受けちゃったんだろ?
二人と別れたあと独りになると、寂しくて後悔をしていた。