そのあと私たちは、ドリンクバーだけで粘りながら
明日には忘れてしまうであろう、他愛もないんだけど
その時は本当に盛り上がる話をして、終電まで時間を潰し
そして、電車に揺られてそれぞれの降りる駅に向かった。
「バイバ〜イ」
亜美が元気よく手を振る、私も軽く手をあげ
「じゃあ、明日学校で」
「夜道気をつけなよ〜夏」
と言う美嘉と亜美と別れて、私は独り電車に揺られ自分の家に向かった。
電車の中には、仕事ですごく疲れたのか寝ているサラリーマン
頭のよさそうな高校生が、テキストを開いて勉強をしていた
それを見ていて、私は何をすればいいのかよくわからなかったし
それに、その時の私は今したいこと
将来についてとか未来についてなんか、何も考えていなかったんだ。