その後、どうしても授業を受ける気がしない私は屋上でサボる事にした
もちろん冬子も一緒に
『冬子ごめん!私…何もできなかった』
「そんなことない!私は夏生の行動に勇気もらったよ!」
『……実はさ』
私は昨日のお母さんとの事を話した
「そっか、お母さんとそんなことがあったんだね」
『誰だって皆、誰かの大切な存在なんだって思った…だから本気で恥ずかしいよ冬子をイジメてた昔の自分が…』
もし、子供が出来て大切に育て、幸せになってほしいって願いをこめた自分の子供がイジメに苦しんでいたら...
きっと親は辛い
悲しい
私はまだ親じゃないし子供の立場だけど大切な人が辛かったら悲しいってのはわかる