『私ね、カウンセラーになりたい!』


「カウンセラー?」


『うん!イジメで苦しんでいる子供達を救う仕事がしたいんだ』


「夏生…すげぇじゃん」

春汰は私の肩を揺らし喜んでくれた


『そして春汰も支えたい』


「………え?」


『ほら、仕事で辛い時とか助けてあげるよ?』


「夏生!お前…生意気」

ピンッとおでこに弾かれた指がそのまま頭をなでる


優しい春汰


私は忘れないよ?


あなたの辛い過去も


あなたに救われた日々も


忘れない...