『ここが裕君のお墓かぁ』
「裕、遅くなって悪かった!それから…俺がお前にしてきた事、イジメをしたことを謝りたい…本当に悪かった」
どんなに頭を下げても許される事じゃない
だけど...
『裕君!春汰はイジメられていた私を助けてくれたんです!一生懸命励ましてくれて、辛かった過去も話してくれた!勿論一番辛かったのは裕君だってわかってる!でも今の春汰をちゃんと見てほしい!』
「夏生、ありがとな!だけど俺は裕に許してもらおうなんて思っていないんだ!ただ裕に恥じない生き方をしたい、それが償いなんだ」
『そっか…私にできることがあったら言ってね!』
「あぁ、頼むな!夏生」
そして俺達はしばらく裕の墓に手を合わせた