俺は教室の自分の席に座り裕が教室に入ってくるのを待った 『よぉ…裕!』 俺の問いかけにビクッと反応する 『先日の会議ではすまなかったなぁ』 無論本心じゃない 裕にもそれはわかっている 「チクらなかったんだ…もう許してよ」 裕は限界だ 誰から見てもそうだった なのに俺は なんであの時あんな事を言ってしまったんだ 『にても、お前の両親パッとしなかったなぁ』 この言葉で裕の目の色が変わった事に気がついたのに