真っ赤であろう自分の顔を両手で覆って、覚悟を決めた。



「…今実習に来てる、結城祐斗って人!!!!」



きゃ━━━━━!!!
言っちゃった…
あたしの恥ずかし度は、MAXになった。




『結城祐斗!!??』


3人の声がきれいに揃った。



「あの人かぁ!!カッコイイぢゃん♪」



心がそう言ってくれて、なんか嬉しかった。



「でも実習って俺らと一緒で今日で終わりじゃん!!会えなくなんね…??」




薫風の言葉に幸せだったあたしの心は、一気に悲しい気持ちでいっぱいになった・・・