「ぢゃぁいってきます!」


「妃奈乃!頑張んなさいよ〜」


奏絵さんに見送られて家を出る。




薫風が今日は、歩いて行こうなんて言いだした。


「なんか妃奈乃変わったよな〜」


「そうカナ??」



薫風が意味ありげにあたしを見て、急にニコッて笑った。


「なんかなぁー笑顔が増えた気がする!! 男もあんま怖がんなくなったし!!」


「えッ!?そうかな?自分では、あんまわかんない。」

「俺は、今の妃奈乃の方が断然ィィと思う!!」



薫風が急に変な事を言い出すから、ビックリした。