教室に行く途中…

生活指導の先生を発見!!!

このままじゃ見つかる!!
見つかったら、説教!?


ヤバイ…


アタフタしているあたし。

その時!!


「こっち!」


手を引っ張っられて、廊下の隅の物置場に…
ダンボールの影に身を潜めた。


声の主は、祐斗だった…


「遅刻かぁ〜?アイツに見つかるとヤベェーだろ??」

「ぇッ!? ぁッ!? ぅ…ぅん。やばぃ…」


段々声が小さくなる。
だって今、あたしと祐斗の間は10センチもない!!
恥ずかしすぎるよ。
ココ狭すぎ…


「もう少しでアイツ行くっぽいから、後少しの辛抱なぁ!!」


「あッ!ぅん…ありがとう。」


「どういたしまして!」


祐斗の満面の笑顔。
あたしは、その笑顔を見つめていた。


「そんなに見んな!!照れるだろ… てかお前、喋る時キョドリすぎ!」


真っ赤な顔の祐斗が、可愛く見えた。


「本当にありがとう。」


あたしは頑張って笑顔でそう言い、教室に走った。




ドキドキが止まらない。
この気持ちは何…?




そんな事考えていたら、教室についていた。