死にたくないよ・・・

そう思っていたのに・・・

『ピーンポーン』

「来たようだな・・・」

パパは、そう言いリビングを出ようとする。

ここから、離れなくっちゃ!

私はそう思い急いで自分の部屋に戻った。

下から、殺し屋さんとパパの声が聞こえる。

「娘の部屋は2回の真ん中です。・・・誰にもばれないところで殺してください」

とパパが言う。

嘘でしょ?

私が殺されるなんて・・・

まだ・・・

死にたくないよ・・・

「わかりました」

と殺し屋さんが言ったのが分かった。

『とんとんとん』

誰かが、階段を上がってくるのが聞こえる。

きっと・・・

殺し屋さんだろう。

『トントン』

部屋をノックする音が聞こえた。

来た・・・

私は、覚悟を決めドアを開けた。

部屋の前にいたのは・・・

殺し屋さんだった。

「君の父親から殺すように頼まれた。来い」

と言われ、腕をひっぱられた。

そして、外へと向かう。

「乗れ」

車に乗るように言われ私はおとなしく乗った。

私が乗ると、殺し屋さんは、運転席に乗った。

そして車が動く。

・・・

本当に殺されるんだ・・・

私・・・

約1時間ぐらい車が走り、誰もいない場所に着いた。

「降りろ」

と言われ降りる。

誰もいない・・・