「おい、卓真止めろよ……」
と莉玖が止めたけど、卓真は続けた。
「だって、お宅ら子供の時からずっと一緒にいるんだろ?慧人だって、息抜きみたいのしたいだろーし。このまま結婚するにしたって、女一人しか知らないなんて不安になるだろ」
「最低~」
と、杏奈が眉間に皺を寄せた。
「しょうがないだろ。男なんて、みんな、そんなもんだ」
一人しか知らない。
それのどこがいけないの?
何がダメなの?
どうしてダメなの?!
「私だって……慧人しか知らない。でも、慧人しか知らなくていいって思ってたのに……。このまま結婚して、一生、一緒にいるって思ってたのにぃー!」
枯れ果てたと思っていた涙が、また溢れてくる。
私は机に顔を押し付けて、ワンワン泣き出した。
「あーあ、泣かせちゃった。卓真、責任取ってよね」
と、杏奈が卓真を肘でつつく。
「俺は、現実を話しただけ。幼馴染が、仲良く一生を二人で過ごしましたなんて、どこの少女漫画だよ。って話し」
と莉玖が止めたけど、卓真は続けた。
「だって、お宅ら子供の時からずっと一緒にいるんだろ?慧人だって、息抜きみたいのしたいだろーし。このまま結婚するにしたって、女一人しか知らないなんて不安になるだろ」
「最低~」
と、杏奈が眉間に皺を寄せた。
「しょうがないだろ。男なんて、みんな、そんなもんだ」
一人しか知らない。
それのどこがいけないの?
何がダメなの?
どうしてダメなの?!
「私だって……慧人しか知らない。でも、慧人しか知らなくていいって思ってたのに……。このまま結婚して、一生、一緒にいるって思ってたのにぃー!」
枯れ果てたと思っていた涙が、また溢れてくる。
私は机に顔を押し付けて、ワンワン泣き出した。
「あーあ、泣かせちゃった。卓真、責任取ってよね」
と、杏奈が卓真を肘でつつく。
「俺は、現実を話しただけ。幼馴染が、仲良く一生を二人で過ごしましたなんて、どこの少女漫画だよ。って話し」