「私は、こんな性格なので、男の人とお付き合いした事が無いし。結婚もできないと思います。一生、独身でもいいんです。でも……私、初めては石川君がいいんです……」



嫌な予感が当たった。




そんなの無理だ。



そんな事をしたら、美琴を裏切る事になる。




正直、今まで、言い寄られた女は数多くいる。



それを全て断って、浮気だってしたことがない。




「誰にも、いいません。絶対に秘密にします。一度でいいんです。だから……抱いて下さい」




どうする?俺。



って、好きでもない女と、こんなのマズイだろ。




「私は、幼馴染とずっと付き合っている石川君が好きなんです。だから、邪魔はしません」




由果がブラウスを脱いだ。




美琴の幼児体型とは違う……女の体。





「変な……女……」




「はい。私、変なんです。最近は、勉強にも身が入らなくて。石川君の事ばかり考えています」



俺も……変だった。