「……あの、私、隼人さんに謝りたくて。」



恥ずかしくてマスターの顔も見れないまま、なんとか言い訳をする。


だって、この前あんな態度で店を飛び出した私が、隼人さんに会いたいからここに来たなんて、おかしいもの。



すると、マスターは少し考えてから、


「…ああ、そうか。」


と納得した様子で呟いた。

そして


「では今日は何を呑みますか?」


と微笑んでくれた。



「あ、はい。じゃあ、カフェオレを下さい。」


なんとかやり過ごせた?
と胸を撫で下ろしながら注文をする。