「え、クウってそんなにかわいいの?」



そんなショウの言葉に反応したのは、座敷。



「へぇー。見たいみたい!」



そう言いながら、笑うフーマ・・。ちょっとカワイイ。



「別に可愛くない」


そう言いながら、プイっとそっぽを向く。


可愛いなんて、雫みたいな子に言う台詞だ。


僕なんて月とすっぽん。もちろん、僕がすっぽんね。


「ねぇ、クウ。試しに取ってみてよ」

眼鏡。と言いながら、ニヤリと笑うのは・・・セイだ。


・・・恐い。

「拒否」

「却下」

「却下」

「それを却下」


・・・何だこの却下のやり取り・・。


「あ、クウ。髪に・・」

そう言いながら、僕の頭を指差すレキ。


「え、ごみ付いている?」


「アハハッ。取ってあげるよ」


笑いながら僕の髪へと手を伸ばしたレキ。




カチャッ



・・・・へぇ?


あれ、視界が広がった。


「はい、取った」




・・・・。取るってそっちかぁぁぁぁあぁ!!


確かにごみとは言わなかったけどな!

何故そこで眼鏡を取る!?