「油断させろ。隙を突け。じゃなきゃ勝てない。力を出せないで終わる」



キッパリと断言すれば、誰一人として口を開くものは居なかった。




「僕を・・信じて欲しい」



そう、付け加えるように言えば、全員がガバッと俯いていた顔を上げた。




「不完全燃焼反対!完全燃焼したい!」


どこのデモだと言いたくなる言葉を発した座敷



「さっきの試合で、クウの作戦は成功した。信じないわけがない」


断言したセイ


「勝てるなら、勝ちたいな。」


闘志で目を光らせるフーマ


「俺はクウに賭けるよ。・・賭けるものないけど」


言い切った後、墓穴を掘るレキ


「大丈夫!俺はクウを信じてるし愛している!」


意味不明なことを抜かし、仕舞いにはドヤ顔するショウ



「ありがとう」



僕を信じてくれると言った5人に礼を言った







・・・。信じるといったのは2人だけだけど。