「そっか・・。とりあえず、呼んでくれる?」



「わかった!」



ダッと走っていって全員を呼んで戻ってきたショウ。



多分10秒掛かってない。


すっげ・・・!



「よし、作戦会議すんぞー」



「「「「「はぁーーーい」」」」」


・・。何かもう突っ込むのもダルイ。



「OFは中に入って行くタイプの速攻。DFはハーフからのマンツーマン。」


「ちょ、それって・・」


声を上げたのはセイ。


「そうだね。向こうに合わせる形になる。特にOFは」


さっきの試合でゾーンなら、多分今度もそう。・・・だと思いたい。


だから、向こうがゾーンで来るならこっちはゾーンでこそやりにくい速攻を使った攻めをする。


「それってさぁ、すげぇーシュート打ちづらいんじゃねぇーか?」


さっきの試合は38-24だったけど、その38点中19点と半分の点数を占めたレキが首をかしげながら言った。



「そうだね。特にレキはミドルからが多いしね。他の4人もレイアップやミドルが多かった。だからこそ、この試合は速攻制で行けば落ちる可能性が高い」



「じゃぁ!!!」



何でだよって続けようとするフーマを遮って話を続ける。



「後半に残せ」



「・・へ?」

セイがかなり阿呆面でぽかんとしている。

他の4人も似たり寄ったり・・。