自分の行動を振り返る。

女と目を合わさずに針金フック式の鍵。

ありえる。

蝶番の構造を扉を見つめながら男はイメージし、さっきまでの行動にあの死角部分に女が立っていたのならというテイで脳内で再現する。

可能である。という結論に至った。

至ったところで、少し安心したような顔で男は「あのう、うんこの途中なんですけど」といった。

うんこの途中というセリフ。見ればわかるのだけども、まさに真っ最中なのであり、洋式だからこれいいようなものの、和式であり、時が江戸時代であれば命すら落としかねない。
抜き差しならない状況である。

江戸時代なら切腹ものだなとちょんまげ姿の男は口元に手を当てて考え込む。

女は、近づいてきて股関の隙間から、ぶら下がる細くて黒いうんこを覗こうとしていた。

男はあわててシャツでちんちんを隠すようにしたが、なぜだか男は気持ちとは裏腹にカラダはホラと少し腰を浮かせてうんこの真っ最中であるということを女にアピールしていた。ちんちんは、シャツで隠した状態で


肛門からは金魚のフンのように。

それは、まっすぐに。