「んで、何??」



「へっ?!」



「だから、なんかあったんでしょ?!話してみろよ。」



「別に……」



こんな事言われて『好きです』なんて言えない。


私はさりげなく聞いてみた。






「春樹って好きな人とかいるの?」






あぁ…なんて恥ずかしいんだろ。



聞いた後にちょっと後悔。



でも、きっと春樹は「いない」って答える。



そんな事考えてたら春樹が、





「いるけど??」





予想外~~!!



「誰?!」



とっさに聞いてしまった私に、



「前にいる可愛い女の子♪」



顔を赤らめながら可愛く言うなんてセコい!!



「返事は?」



「お付き合いさせて下さい!!」



「よく出来ました!」



春樹は頭をクシャクシャって撫でてくれた。