「(笑)。

雅斗、余裕無さ過ぎで、面白いわ。

でも、愛ちゃん色白やから、しっかり日焼け止め塗らな後しんどいで?」






「そんなんわかってるし。」







私を抱きしめたまま口を尖らせてる幸谷君に晃司さんはまだ、笑ってて…

幸谷君を余計に不機嫌にさせる。






「やて?

愛ちゃん良かったね(笑)。」







幸谷君の肩越しに晃司さんの声が聞こえた。

チラッと上を向くと、晃司さんと目が合った。






うわ…、恥ずかしいッッ







「愛ちゃん、耳まで真っ赤やん(笑)。

ほんま可愛いなぁ。

お好み焼いたったから、食うて行きよ。

下においで?」







「…ありがとうございます。」






私の腰に回った幸谷君の腕に力が籠った。






「気安く話しかけんな。」





晃司さんを大袈裟に牽制する幸谷君に少しだけ笑いそうになった。






「おー、怖ッ。

そうや、雅斗、上にパーカー着せときゃええねん、白崎行くんやろ?」







白崎?