たこやきをおまけして貰った。
ホントは一船5個で50円なのに、船に乗りきらないほどのたこ焼きの山…。
「姫には特別や。」
なんて赤い髪の男の子が私に片目を閉じて見せた。
「…ありがとう…ございます。」
「ありがとうございます、やってよ~。
新鮮やな、その言葉。
うん、マジ、ええわ、姫。
君は俺らの期待裏切れへん。
最高やー。」
興奮気味に話すその男の子に同調して騒ぐ周りの男の子達。
優しくされてるのに、怖くて、不安で、この場から離れたい。
興味本位で見られてるように思うと、恥ずかしいのとどこか恐怖心が煽られてしまう。
沙穂ちゃん、莉子ちゃん、裕子ちゃん、助けて欲しいよ。